戯言

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モドル


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2011311

 

懇談会で幼稚園へ。

 

1時間くらいたったところで、ぐらぐらと揺れ。

 

子供たちは園庭で遊んでるものとばっかり思っていたので、

園庭の様子を気にしつつ話を伺っていると、

今度は激しい揺れに。

 

外に出て園庭へ向かおうとしたとき、

どこぞかのママが「子供、上にいるんだよ!」と

悲鳴に近い声で叫ばれたので、

方向転換して二階へ。

その間もずっと揺れていて、階段で足の小指ぶつけました。

 

ワタシの顔を見て安心したのか、

ひーこさんは「まま、ごわがっだー(怖かった)」と号泣。

 

とりあえず、バラバラになった子供たちを真ん中に誘導し、

周りを先生と保護者で囲み、

揺れが止まるまで、じっと待つことに。

 

古い建物なので、ドアが開かなくなると怖いな、と一人冷静に窓を開けたら、

寒いのなんのって。

 

他のママたちに、「あんな冷静に窓開けられない・・・」とびっくりされましたが。

 

とにかく、生まれつきのペシミストなので、 

どんな状況下でも最悪の事態を考えてしまいます。

揺れているときも、1階が落ちても2階から出られるようにしとこうとか、

子供にガラスの破片が当たらないように、真ん中に集めようとか。

 

懇談会も連絡事項だけを駆け足で終え、帰宅しました。

 

家に戻ると挙動不審の留守番犬が、

おかしなくらい飛び上がって帰宅を喜んでくれたのですが、

その横を見るとPCは棚から落ち、本やおもちゃも散乱。

うげ、片付けるの嫌・・・。

っと、現実逃避で家の前の道路で遊ばせていると、

他のお母さんもそう思ったらしく、

2人ほど、出てこられてしばらく遊んでました。

 

その辺で少し冷静になり、のがおさんの安否が気になり、

メールを確認すると、3件ほど入っていて、電話の嫌いなのがおさんらしからず、

着信まで入っていたので、これはやばい、心配してる、と

慌てて無事メールを送りました。

 

テレビを見ていなかったので、

他の地域のことが全くわからなかったのですが、

一緒に遊んでいたお友達のママが

「東北の方、すごいみたいよ」と教えてくれたので、

今度は急に実家が心配になり電話してみると不通。

ようやくかかった携帯電話も電源が入ってなく不通。

 

家に入り、テレビをつけると、あの惨状が目に入り、

ますます不安に。

 

その頃、

電車がすべて止まってしまい、

タクシーも捕まらないのがおさんは

最寄りのターミナル駅から歩き始め、

2時間後、帰宅。

ほっとしてお腹が空いたと、前日の残りものを平らげました。

それが5時半。

 

その間も電話をかけ続け、

つながったのが午後9時を回ったころでした。

 

実家の父母たちは、一番近くの大きな道路が浸水し、

家の中はめちゃめちゃ。

近くの避難所まで避難し、

父だけ家が心配で戻って来たところだったようです。

津波で水かさは長靴ぎりぎりのところまで来ていて、

ライフラインはストップしていたようですが、

避難所はストーブがあるから暖かいと言っていたので、

少し胸をなで下ろし、電話を切りました。

 

その後、テレビをつけっぱなしにして情報を得ようとしていたのですが、

すぐに、実家の地域が壊滅状態とニュースで流れたので、

電話がつながったことに安堵しました。

つながらない状態でこのニュースを聞いたら、

間違いなく不安で眠れなかったと思います。

 

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2010319

 

実家の70OVERの父母、ハンディキャップを持つ姉。

 

迎えに行きたくても、我が家には車がありません。

 

車があったところで、ガソリンがないので、せいぜい片道。

避難所で被災してないのに、

被災者のようにになってしまうのはご迷惑なので、

とにかく、交通やガソリンが安定するまで、するまで、するまで・・・・。

 

っと思っていたのですが、

ここ連日の寒さでさすがに不安MAX。

 

母親も、暖房を入れていい時間は決められているので、

「寒い!」と言っていたし、

原発も気になるし。

 

幸い、のがおさんがいとこに車を貸せる人はいないか聞いてくれたようで、

そのいとこが「ガソリン、満タンだから使っていいよ」とのお申し出。

 

もう、飛び上がって喜び、

PCの地図とにらめっこしながら経路を決めていたのですが、

思いの外、原発問題が浮上。

 

 

 

ひーこさん自体は

「ひーこさんを被曝させてはダメ!」と

近所のママ友がおっしゃってくれて

預かってくれることになったのです。

 

そのいとこさんのお宅にはひーこさんと同級生の男の子がいるのです。

 

現在の状況では気にしすぎなのかもしれませんが、

老人を迎えに行き、子供に内部被曝をさせては意味がありません。

ネットでいろいろ調べた結果、

衣服や髪の毛にも付着するようですし、

可能性が0と確信が持てない状況で

被災地まで行って、両親を連れて東京に放射性物質を運んで、車の中に付着。

子供に内部被曝でもさせてしまったら、本末転倒です。

 

残念ですが、ワタシはペシミストで子供第一主義なので、

貸して頂くことを断念しました。

 

調べたら、東京行きのバスは開通しているようで、

ヒッチハイクでもしてもらってターミナル駅に行き、

東京駅まで迎えに行き、東京駅のホテルかなんかで、

お風呂に入ってもらいたい。

 

いろいろ計画を練っているのに、こんな時に限って電話が来ない。

 

早く、早く。

 

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2011327

 

 

毎日、毎日、不安を煽るようなニュースにうんざり。

しかも、欲しい情報はホントに一部。

 

ヨウ素は水溶性なので、

水で洗いながせばお野菜も気にせず食べることができますよ、とか。

ネットで知ったし。

 

 

加えて、ワタシ以上に心配性なのがおさん。

水飲むなーとか、マスクしろーとか。

 

家中の換気扇も切っちゃったし。

 

わんこの水もミネラルウォーターで。とか。

 

 

心がどんどんどんどん弱くなってる気がして。

5分に一回くらいため息をついている気がします。

 

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2011329

 

桜について。

 

ワタシが住んでいた福島県の浜通り地方は入学式に桜が咲いておりました。

 

ので、桜ってすっごい前向きな花のイメージだったのですが、

東京に住んでみたら、卒業式くらいの花で。

なんだか桜を見ると寂しい気持ちになっておりました。

お歌も卒業からみが多くて。

 

でも、なんか、今年の桜は前向きに思えて仕方がありません。

 

桜、咲けーーーーーー!!!!って感じ。

 

生きている人が見て、わぁ、桜、きれいって。

それだけでなんかちょっと救われる気がしてねー。

 

 

あああ。ワタシ、病んでる・・・。

 

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